絵本づくりコース PICTUREBOOK
10の課題の「往復便」で、
あなたが作りたい絵本をつくりましょう !
アートスクールの通学には個別指導で絵本をつくるコースがあります。
実際に多数の受講生に接し担当した講師の経験から、必要な要素をわかりやすくまとめ、それを段階的に進める事でこの講座はできました。
絵本づくりコースの特徴
あなたの絵本のイメージを形にする、具体的な方法と手順を伝えます。
楽しみながら、10の課題の添削結果を繋げることで、一冊の絵本づくりを考える通信講座です。
通学生達との対応から、初心者でもわかりやすい課題がうまれました。
絵は描けるけれど絵本づくりは初心者という方にもわかりやすく、具体的なアドバイスをする課題です。考えを整理し、だんだんと絵本にまとめていき、子供向け絵本のポイントも一緒に考えます。
プロが仕事を通じて得た知識を元に、
目的に合わせた添削指導を致します。
絵本は、作家さんの数だけの表現があります。そのために最初にどんな絵本を作りたいかを決めます。目的に沿って対応し、必要なことを一緒に探し、方向がぶれないようアドバイスいたします。
デジタル・アナログどちらの作画でも可能。ポイントは技法以外にもあります。
絵本づくりは、発想、構成、構図などの気づきにくい要素があります。それに対し具体的な課題をご用意。初めての方でも大丈夫なように説明したテキストで、アイデアを絵づくりにつなげます。
課題内容に合わせたテキスト、
便利なオリジナルの提出用紙もご用意。
初めてことには、悩みがつきものです。また何をどう描けば良いのか迷うことも多いですが、課題ごとに必要な提出用紙も用意しましたので、作業や考えに集中して課題を進めることができます。
コースの魅力
- 無料再チャレンジできる課題が2つありますので、途中で方向修正も可能です。
- 一冊の絵本づくりには、考える事がたくさんあります。
課題2「あらすじ」と課題5「ストーリーボード」では再チャレンジでお話の方向性の修正が可能です。
- あらすじ、ラフから原寸ラフへ。繰り返し一つの作品をブラッシュアップする課題内容です。
- 1冊の絵本を仕上げるために、大まかなアイデアが浮かんだら、課題の添削を通じて決めた事を次の作業につなげ、だんだんと作品の精度を上げることで絵本は完成します。
- キャラクター、表紙も絵本の要素です。本文の絵と文以外も考えます。
- 本文以外のイラストにも、絵本にはそれぞれ役目があります。公募に応募することも考えた、絵本を総合的に考えた課題になっています。1冊の絵本の完成をイメージします。
カリキュラム内容
ご自分の絵が描ける方が受講対象です。
「考えの整理」から始まり、あらすじ、構成、構図、
全ページのモノクロ原寸下描きの後、原寸作画1点の添削まで、
10の課題提出と添削を繰り返し、1冊の絵本づくりを進めます。
- 課題 01
- 考えの整理
- 課題 02
- あらすじ
- 課題 03
- キャラクター
- 課題 04
- ミニ絵本
- 課題 05
- ストーリーボード
- 課題 06
- ミニダミー+文章
- 課題 07
- カラーイメージ画
- 課題 08
- 原寸下描き(全見開き)
- 課題 09
- 表紙作画
- 課題 10
- 原寸作画(1見開き)
- 課題 01~03は、主人公はどんな性格で、どんな世界に住んでいるかを絵と文で見えるようにします。
キャラクター、主人公の言動に共感できれば、読者は自分の事として物語に集中します。 - 課題 05~06は、絵本は「絵」と「文」がセットになっている表現ですので、説明過多にならないようページをめくるリズムや変化を体感します。
- 課題提出は郵送、メール、アップロードのどれでも可能です。※ただし、課題5.6.8は郵送提出のみの課題です。
こんな方におすすめ
- 絵は描けるけれど、絵本づくりは初めての方や絵本を何度か作ったけれど、納得できなかったという方も多いと思います。そんな方へのおすすめする講座です。だからこそ、ご自分の絵が描ける方をを対象に考えた講座内容になっています。
課題制作例
-
考えの整理
まず、どんな絵本を作りたいかを提出用紙に書き出し、どんな絵で仕上げたいかを、見えるように描くことで考えを整理します。
自分のイメージを形にすることで、具体的なアイデアに繋げ広げます。
-
あらすじ
整理した考えをもとに、絵本のあらすじを考えます。
その際には「5W1H」「起承転結」「原因と結果」に注意し、同時に4場面のイメージのラフスケッチも描きます。ここでは物語の大きな流れ「あらすじ」を考え、絵本の方向を一つに決めます。
-
キャラクター
キャラクターとは、英語で「性格」を意味します。
そのキャラクター、主人公はどんな性格で、 どんな世界に住んでいるかを絵と文で見えるようにします。そして、キャラクター、主人公の言動に共感できれば、読者は自分の事として物語に集中します。
-
ミニ絵本
次はキャラクターの理解を深めるために、テンプレートに沿って「キャラクター紹介絵本」を考えます。
絵本づくりの練習ですのでリラックスして考えて下さい。設定とページの繋がりを考え、一冊のまとまりのある絵本づくりが目的です。
-
ストーリーボード
あらすじが決まったら、次は絵本としてページ全体の構成を考えます。
ストーリー全体を1枚の紙に描き、一冊の絵本のリズムや流れを確認します。あらすじを、ただ分割するのでなく要素の配分やメリハリを総合的に考えます。
-
ミニダミー+文章
構成が決まったら、次はミニサイズの束見本と文章を考えます。
絵本は「絵」と「文」がセットになっている表現ですので、両方を同時に読んで確認します。説明過多になってないかを注意し、実際にページをめくるリズムや画面の変化を体感します。
-
カラーイメージ画
絵本全体のイメージイラストを仕上げます。
絵本の絵は、同じキャラクターや場面が登場するので、各要素の確認やイメージの統一のため元絵としてあると便利です。全ページの作画の軸になりますので納得する絵を仕上げましょう。
-
原寸下描き
ミニダミーの添削を意識して、原寸原画のモノクロ下描きを行います。
ミニダミーをただ拡大するだけではなく、何のシーン?どんな感情?などそれぞれの画面では何を伝えたいのか考えて、どうすればよりよく伝わるかを考えて構図を決めます。
-
表紙作画
表紙の絵を描きます。
本文以外にも絵を使う意味も考えます。コンペでは募集されている場合があります。表紙(おもて)だけではなく、背表紙、うら表紙、見返し、トビラなど本文以外でも絵を使っている場合もあり、総合的に絵本を考えます。
-
原寸作画
本文のカラー原画作成。
本文のカラー原画作成。ご自分の絵が描ける方が受講対象ですので、1枚のみの添削となります。印刷用原画成の注意点とともに全ページの提出は不要です。コンペなど次の目標がある人は時間をかけて
受講生・卒業生の声
卒業生 さん
アートスクール通信講座の受講は、
私にとって、楽しく充実した2年間でした。
終了証を手にした時、正直「修了してしまった」という嬉しさを超える寂しさでいっぱいになりました。アドバイスに素直に従い、これからは、もっともっと自分の作品を発表する場を広げていきます。最後になりますが、アートスクール通信講座で学んだ事、先生から頂いたアドバイスは私の宝物となりました。これからを大切に、そして絵に活かして、もっともっと多くの人に私の絵を知って、愛していただけるように、作品を作りつづけていきます。重ねてお礼申し上げます。本当に有り難うございました。
たぶしゆみ さん
全てを考えて描いていく大変さを知り、
絵本って本当に奥が深いとつくづく感じます。
絵本を作るのは“楽しそう”、ページ数も大人の本より少ないし、わりと“手軽につくれそう”“私にも出来そう!”と、単純な動機で始めてみたものの実際には大間違いでした。まず、お話が作れない!作ったお話はどこかで見たことのあるようなものばかりで、それは今も悩みです。絵に関しても、出てくる人物、動物にあわせた着るものから背景にいたるまで全てを考えて描いていく大変さを知り、絵本って本当に奥が深いとつくづく感じます。家で描いていて行きづまった点を教室で先生にたづねてアドバイスを頂いています。先生は沢山アイデアや作品例などを教えて下さり、助言してくれます。自分だけで考えなやんでいると全く進まなくなってしまうが、先生に聞くことで解消されていつも助けて頂いています。
「38回 日産 童話と絵本のグランプリ」絵本の部、優秀賞
「36回 日産 童話と絵本のグランプリ」絵本の部、佳作
「第6回 MOE 創作絵本グランプリ」佳作
あやかわちいこ さん
今描いている作品作りも楽しんで進めたいです。
絵本のストーリーを考えて、コマ割りして、、、頭にあるものを作品にするのはすごく難しくて立ち止まったりするのですが、先生に相談すると難しい算数の問題が解けたみたいに解決したり、作品に率直な感想をいただけるので、だめな時はへこみますが(笑)そのぶん面白いといっていただけた時はすごく嬉しいし、制作の励みになります。
「第23回 ピンポイント絵本コンペ」最優秀賞
講師からのメッセージ
よくあるご質問
- お話を作ったことがないのですが、大丈夫でしょうか?
- まずはイメージを広げてください。どんな絵本をつくりたいかを考え、あらすじ、キャラクター、ページ構成を順番に考える課題の構成ですので、添削を踏まえて次の課題を進めることで、だんだんとお話はまとまっていきます。
- ご自分の絵が描ける方が受講対象とはどういう意味ですか?
- 絵本の絵には、発想、構成、構図など、絵の技法以外の気づきにくい要素がたくさんありますから、画材の使い方を習得されていることが受講の条件になります。もちろんダブル受講して画材の使い方を習得されたり、ご自分で描けると思う方はぜひ受講してください。
- 全ページのカラー原画を添削してもらえますか?
- ご自身の絵が描ける方が受講対象なので、原寸モノクロラフは全ページ添削いたします。カラー原画は1点のみの添削です。ただし、有料のアフタースクールを利用して添削は可能です。
- コンペや公募に応募したいのですが?
- アートスクールの通学には個別指導で絵本をつくるコースがあり、実際に多数の受講生に接し担当した講師の経験からこの講座はできました。嬉しいことに、その「絵本づくり」の授業からは絵本コンペに入賞される受講生が続いています。
- プロを目指しているのですが?
- この講座は実際の仕事の流れと同じようなカリキュラムの構成ですので、まずは作ってみましょう。描き続ける事で見えてくることがあります。そして、楽しく描き続けられることがプロになる第一条件です。