イラストレーションコース ILLUSTRATION

イラストレーションコース

今までと違う考え方で絵作りの方法を教えてゆきます。

絵を正確に学びたいとか、上手になりたい方には不満足なコースかもしれません。
それじゃあ勉強にならないじゃないかと心配される方々がおられると思います。
イラストレーションコースは従来の絵を学ぶコースと違った学び方をします。
それではどういった方々に勉強になるか?
それは絵を描けることだけではなく、自分の世界をカタチにする人。
そして作り続ける作家を目指しています。

こんな方におすすめ!

自分の現状の作風に満足していない方、オリジナルの作家性を確立したい方!
コンペに挑戦したい方!

イラストレーションコースの特徴

このコースでは技術的な指導よりも、
作品づくりの考え方を主軸に展開します。

  • Point 01

    課題をはじめる前に、
    創作ノートを作ってください。

    作好きなノートもしくはクロッキー帳を使って
    はじめてみてください。
    このワークは課題提出と別に、受講生が作りつづけるための大切な宝物になります。
    そしてこれは自分以外には絶対みせてはならない。

    作好きなノートもしくはクロッキー帳を使って
  • Point 02

    提出課題をひとりひとり
    丁寧に添削してゆきます

    生徒さんの作品を添削しながら、生徒さんの やるべき事をアドバイスしてゆきます。

    やるべき事をアドバイス
  • Point 03

    このコースの課題は答えを見つけること正解をさがすことではありません。

    提出された課題の作品を通して、講師は あなたの中にある絵の世界をさぐってゆきます。

    世界をさぐってゆきます

カリキュラム

このコースは一枚画の課題提出と添削と講評です。
課題1から課題10までの構成になっております。

一枚画の課題提出と添削と講評です。

違った視点で模写しよう

みなさんが考えている模写では、ありません。
だから答えでもなく、正確のある模写でもありません。

課題1からはじまり、中盤の課題5までに来られましたら、課題提出の添削だけでなく、受講生の絵の世界観の考え方とか、添削以外のコメント、質問をしてカウンセリングしてゆきます。

  • Step 01

    記憶を頼りに絵を描く

    あなたの好きな絵、もしくは気になる絵、強く影響を受けた絵を2点描いてください。そしてその作品は画像、画集を見ないで記憶を頼りに描いてください。このワークは模写のように似せることが目的ではなく、実際の作品と自分の作品の差異を見出すことが目的です。

  • Step 02

    利き手とは逆の手で人物を描く

    あなたの身近な親しい人、会ったことがない有名な歴史上の人を2点描いてください。自画像でもかまいません。ただし、利き腕では無い方の手で描いてください。

  • Step 03

    文章を読み、そのイメージを描く

    あなたの好きな詩・短歌・俳句から(詩は日本、外国から)2つ選んで作品を描いてください。これは挿絵としてではなく絵画作品として描いてください。

  • Step 04

    2つの技法で描き分ける

    あなたが描きたいモデル・対象を1つ決めてください。実際に目の前にいる人、花、何でもかまいません。ネットで調べても良いです。そして描きたい対象を2つの技法で描き分けてください。

  • Step 05

    支持体(紙・キャンバス・板など)を変えて描いてみる

    2種類の支持体(紙・キャンバス・板など)を用意して、同じモデル・対象を描いてください。描く時の画材も違っていてかまいません。支持体と画材によって仕上がりがどのくらい違ってくるかを確認してください。

  • Step 06

    AとB、2パターンの作品を制作する

    Aはモデル、つまり対象物を見て好きな画材で描いてください。 Bはモデルのない作品を好きな画材で自分の世界に落とし込み描いてください。例えば、草間彌生さんの「無限の網/Infinity Nets」という作品が参考になるでしょう。この作品は具体的な対象物がなく、草間彌生さんの思想が表現されています。

  • Step 07

    自分にとって大切な品物を描く

    あなたにとって大切にしている思い出の品を机の上に集めてください。 その大切な品をCとD、2通り並べて描いてください。Cは何も考えずに自由に並べ、Dは配置を意識して並べ、好きな画材で静物画のように描いてください。

  • Step 08

    色彩で表現する

    フリーハンドで正方形の罫線を描き、あなたの世界観を色彩のみで表現してみてください。 例としてマーク・ロスコという画家の作品があります。調べて参考にしてください。

  • Step 09

    5年後の自分から現在の自分に向けて描く

    5年後の未来を想像して、現在の自分に向けてメッセージを送る気持ちでイメージを描いてください。

  • Step 10

    木との交流を描く

    最後のワークは外に出て自然の多いところ、公園を歩きながら自分の感性に合う木を見つけ、対話をしてください。 少し木に触れてもかまいません。その行為を経て、木との交流を描いてください。

活躍状況

おおたはるか さん
絵本と表現コース在籍

ポートレートを中心として水彩画、日本画、油絵を描く。

2015年 The Choice入選(川名潤さん審査)
    HBファイルコンペ大賞受賞(副田高行賞)
2019年 The Choice入選 (宇野亜喜良さん審査)
    The Choice×merlotコラボコンペ入選
2020年 The Choice年度賞入賞

河出書房新社「むずかしい年ごろ」アンナ・スタロビネツ著、装画担当
JUN LENONさんのシングルCDジャケットの
アートワーク担当

個展を東京、三重、奈良、大阪にて開催

  • おおたはるか作品1
  • おおたはるか作品2
  • おおたはるか作品3
  • おおたはるか作品4

講師からのメッセージ

  • 美術館に行って絵を観ることは、描く事と同じく大切な行為です。受身ではなく積極的な行動です。
    このコースを受講される生徒さんは、展覧会で
    作品と対峙してください。課題の絵を描くことだけが学びではありません。わからない絵があれば、考えてください。絵は答えではなく疑問です。

    大野 芳弘 講師
    大野 芳弘 講師

    絵画と絵本の制作
    パブリックコレクション
    Haifa Museum (イスラエル)
    兵庫県立美術館

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