基礎デッサンコース BASIC SKETCH
上手くなりたいから1から始めよう
絵の上達に欠かせないデッサン力。ではデッサン力って何?
それは、立体物を平面で質感、形、立体感、陰影などを正確に表現する技術力です。
このコースでは、鉛筆と消しゴムで画用紙に表現する方法を
初歩の初歩から学んでもらいます。
単純な色、形(白い幾何形体)から始まる課題だからこそ解る、
あなたに今足りない技術。講師はそれを読み取り、
添削を通じて解説することであなたのデッサン力アップを目指します。
デッサン 初めの一歩から のコースの特徴
上手くなりたいなら、本当の基礎から学んでみませんか?
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Point 01
出来てる?出来ていない?
線を引くところから。
驚きの最初の課題。鉛筆だけで白~黒のグラデーションを描けますか?意外にやってみたことが無いのでは? あなたの鉛筆のコントロール力(筆圧、線の引き方etc)を知り、サンプルを見ながらどこまで近づけられるかやってみましょう。
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Point 02
提出課題から読み取る
あなたの長所短所。提出された課題作品を、形・立体感・陰影に注意して添削しながら長所短所を読み取り、レベルアップするポイントを指導します。指摘事項を修正した場合の参考作品も添付しますので、より具体的に指摘事項を理解することができます。
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Point 03
直すべき点を修正した参考作品も作成、お送りします。
提出された作品をベースにして、添削で指摘した事項を実際に修正した場合の参考作品も添付します。原本はお返ししますので、比較することでより具体的に内容を理解することができます。
カリキュラム
デッサンする上で大切なポイントを押さえた課題を、
段階的にレベルアップしています。
完璧な作品より、着実に課題提出していきましょう。
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Step 01
白~黒のグラデーションを作りましょう
鉛筆でハッチングを重ねて、白から黒(濃いグレー)のグラデーションを作ります。
鉛筆の濃さや筆圧を変えたりして、サンプルを見ながら濃淡のグラデーションを作ってもらいます。デッサンは、幅広く濃淡表現ができる事は重要です。どのように力を抜けばいいのか、黒に近づけるにはどのくらいの筆圧がいるのかなどを実感してください。
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Step 02
白い幾何形体デッサン
デッサンの基本中の基本である幾何形体を、形、陰影に注意しながらハッチングで描いてもらいます。
お送りした白いモチーフ(立方体、円柱、球、円錐)をそれぞれ描きます。色彩でごまかされないよう、あえて白いモチーフにすることで形の取り方明暗のつけ方に集中して描けます。
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Step 03
モチーフの質感や固有色表現
身近にあるもので、素材として典型的なものをモチーフにして描いてもらいます。素材の違いを表現するためには何に着目して描けばよいのか、特徴は何かなどを学びます。
受講生・卒業生の声
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美術科 安原直樹さん
第52回 全関西美術展「関西美術賞三席」受賞
アートスクールはとてもいい場所だと思います。今の自分にとっては、なくてはならない場所です。描き方で悩んでいた時期が懐かしいです(笑)。さまざまな専門の先生がいらっしゃるので、日本画・洋画や水彩画、色んな画法が学べ、趣味でかかれる方にも本気で取り組む方にも満足できる教室です。
一番学んだことは「不屈の精神」。白日会に入選する事が今の目標ですが、夢は自分の絵を一生かけて見つけていくことです。生徒さんも先生も皆やさしく明るい学校なので、通信講座から始められる皆さんも、ぜひぜひ一緒に描いていきましょう。今までの我流の描き方とはまるで違うことに驚かれると思います。
講師からのメッセージ
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デッサンは筋トレによく似ています。一見地味で大変そうですが、表現を支えてくれる土台になります。
まんが・イラスト・アニメ・絵画等…様々な表現方法がありますが、それらをスポーツに例えるならサッカー・野球・テニス…といった感じでしょうか。それらに比べてデッサンは筋トレに似ています。正しい方法で筋トレをしておかないとボールを遠くに蹴ることが難しいのと同じです。初心者の方はもちろん、表現の分野でなかなか思い通りに描けない方も1度デッサンの扉を開いてみてください。きっと面白い体験ができると思います。初瀬 博輝 講師
愛知県立芸術大学
美術学部美術科日本画専攻
アニメーション美術・背景・デザイン等を経て、古美術品の修復や、仏具彩色、障壁画制作などに携わる。 -
現代アートからファインアート、雑貨、料理etc.
手づくりという言葉の地平は果てしなく広く深いのに、誰の手からも生み出せます。つくる(生み出す)喜びを是非知ってください。松下 裕恵 講師
京都市立芸術大学美術学部日本画科卒。
現在、切り絵・はり絵・篆刻作家・挿絵画家・デザイナーとして活動。 -
デッサンとは手先の技術力ではなく観察力の訓練です。
デッサン=絵の基本。とよく言われますが、その一つの大きな要素として「デッサン力を鍛えることによって観察力が鍛えられる」事があげられると思います。人の視覚とは不思議なもので、脳で理解していないものは見ていても描けないし、逆に思い込みで錯覚を起こしてしまったりします。なので闇雲に描いていてもなかなか上達しないのがデッサン。
基礎デッサンコースでは様々な遠近法を実践を交えて理解しながら、あなた自身が気づいていない錯覚を指摘し、意識してもらう事で絵画表現に欠かせない観察力を身につけて行くお手伝いをさせて頂きます。林田 尚子 講師
沖縄県立芸術大学油画専攻卒。幼稚園での児童絵画講師を経て、現在、演劇のフライヤー、パンフレット制作などを手掛ける。
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鉛筆で表現するモノクロームの世界を楽しんでいただけたらと思います。
鉛筆は、誰しもが一度は使ったことのある、馴染みの深い画材です。シンプルな画材であるため、削り方や線の引き方、様々なテクニックが存在します。あらゆる創作の基礎となるデッサンを本格的に学んでみませんか?藤原 舞子 講師
武蔵野美術大学大学院造形研究科 修了。映画「シロナガスクジラに捧げるバレエ」メインビジュアル担当。個展、グループ展多数。

表現を支える基礎の力
あらゆる芸術の分野へ羽ばたくために
デッサンは芸術においてすべての分野に欠かせない大切な基礎の力です。
物の形や陰影、素材の質感などを的確にとらえ、繊細に描くために。
まずは、最初の一歩を踏み出してみませんか?