『没後50年藤田嗣治展』へ行ってきました!1/2

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こんにちは~
アートスクール通信講座事務局のブログの時間(?)です。

今回行ってきましたのは、『没後50年藤田嗣治展』!
京都国立近代美術館の企画展です。

画家『藤田嗣治』。
有名なのは『自画像』『猫』『乳白色の肌』『戦争画』でしょうか。

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さて。
彼の自画像といえば、だいたいこんな感じ。↓

おかっぱ頭に、丸メガネ、ちょびひげ、そして猫。
このビジュアルなら知ってる!という方もいらっしゃるかもしれませんね。
非常に特徴的で、すぐに分かる。

ですが、展覧会の一番最初に出てくる自画像には、なんと、これらの特徴はありませんでした。

彼は東京美術学校西洋画科(現・東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻ですね!)の出身。
そして、東京美術学校西洋画科の新設から現在の東京藝大にいたるまで、「自画像」は卒業制作の課題の1つだったりします。
この自画像は、1910年、彼が東京美術学校を卒業した年に描かれたもの・東京藝術大学所蔵なので、多分卒業制作なのだろうなあとは検討をつけたのですが、
在学中はあの格好じゃなかったのか…とちょっと驚き。
意外な発見のあった一枚目でした。

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さて、藤田嗣治といえばやはりこれ。
『乳白色の肌』の裸婦画ですね。

肌の色自体もそうですが、それを引き立たせるのが、西洋画には珍しい「線描」での表現。
面相筆が使われているそうで、つまりは日本画の技法に近い描き方です。
西洋画と日本画とのほどよい融合。それが画面から感じ取れました。

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さて、余談です。『西洋画と日本画ってどう違うの?』
西洋画と言われるものは、主に油彩画、つまり顔料(色のもと)に油などを混ぜて使う絵の具です。チューブ型の絵の具が販売されていますね(ちなみにチューブ型の絵の具が出たのは印象派の時代からですが)。
日本画は、主に岩絵の具という粉状の顔料を使います。それに、膠という牛の油を混ぜて画面に固着させます。

ん?どっちも顔料+油じゃないか。
そうなんです。

一応、技法としては上記のように区別もできるのですが、そもそも『日本画』という概念が生まれたのは明治時代。
『西洋から入ってきた絵(=西洋画)』と区別をつけるために生まれた言葉
なのです。
明治時代に入るまでの日本の絵は単なる『絵』という名称でした。
文明開化により、西洋を強く意識した結果、このような区別が生まれたわけですが、
西洋画壇でもてはやされたのは、藤田嗣治の、日本的な技法を使用した絵だったのです。
なんとも面白いですね。

今回はここまで。
続きは藤田嗣治の『戦争画』の話です。

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